腸の温め方と効能

腸を温めれば美しく健康的に痩せられる!

「腸活」「腸内フローラを整える」等々、腸を健康な状態に整えキープすることが、ダイエット、美容、健康に重要なことは知られていますが、さらに「温腸活」をすることで、より効果が期待できるといわれています。

 

そこで、食事と運動と生活習慣からトータルにアプローチして、痩せやすい体質に導く「温腸活」の方法などを詳しく解説していきたいと思います。

 

腸が冷えると太りやすくなり、肌荒れやイライラの原因に

「温腸活」の方法を紹介する前に、腸が冷えると起こる様々なトラブルを解説します。

 

▼腸が冷えると太りやすくなる?腸が冷えると血流等が滞ることで腸の動きが悪くなり、便秘になりやすくなります。便秘によって栄養の吸収が悪くなると栄養がきちんと使われなくなり、体は必要以上に栄養を摂ってしまい、それが原因で皮下脂肪や内臓脂肪をつきやすくします。

また、腸の動きが悪くなると代謝も低下してしまうので、それも太りやすい体質の原因となります。

▼腸が冷えると肌荒れする?上記で解説したように、腸が冷えて動きが悪くなると腸内環境が悪化するため悪玉菌が増え、有害物質が発生します。

すると、血液中にも有害物質が吸収されて全身を巡ってしまうので、それが、ニキビや吹き出物といった肌荒れの原因になります。

▼腸が冷えるとイライラしやすくなる?ストレスを感じると血流が悪くなることで腸の動きも悪くなります。腸の動きが悪くなる=腸内環境が悪くなるので、さらにストレスを感じやすくなるという悪循環が生じると同時に、イライラしたり、集中力が低下することも……。

その他、腸が冷えることで免疫機能が低下し、風邪をひきやすくなることもあります。

 

「温腸活」:食事編

「温腸活」の食事編では、腸に良い食生活を習慣化し、体を内側から温める方法として、具体的レシピを紹介します。

 

▼甘酒生姜甘酒に含まれるオリゴ糖、食物繊維で腸内環境を整え、生姜に含まれるショウガオール(生姜の辛み成分)で胃腸を刺激し、血流を活性化することで、体の芯から温める「温腸活」に役立ちます。甘酒は米麹から作られているものが◎。生姜は絞り汁or生姜パウダーでもOKです。この甘酒生姜は間食や朝食にオススメです。

▼朝食に野菜&雑穀スープ体を芯から温めるには、朝ごはんをバランスよく食べることも重要です。特に、野菜や雑穀、豆といった食物繊維をバランスよく摂ることで腸の働きが活性化するので、朝食にこれらを混ぜたスープを食べると「温腸活」に効果的です。スープのベースは、味噌、トマト、コンソメなど、好みのものでOKです。

 

「温腸活」:運動編

腸と運動は実はとても深い関係があります。適度な運動をすると全身の血流がよくなり、それにより体中に酸素が巡るようになって腸の働きも良くなります。また、筋肉がつくことで体の中から熱を発生させ、それもまた腸の動きを活発にすることに役立ちます。

 

「温腸活」の運動のポイントは、息切れするような激しいものではなく、以下で紹介するような、酸素をしっかり取り込める有酸素運動や、リラックスしながら腸に刺激を与えられるストレッチ等がオススメです。

▼ランニングやウォーキング1日10分ぐらいからでもOKなので、毎日の習慣にしましょう。

▼腸を刺激するストレッチ腸を外側から刺激することで腸を温め、動きを活発にするのに役立ちます。

【やり方】

1. 左脚を伸ばして座り、右脚の膝を立て、左脚にクロスさせます。

2. 上半身を右にねじって、左のひじの裏を右膝につけます。

3. この体勢で深呼吸を5回行います。反対側も同様に。

 

「温腸活」:生活習慣編

食事や運動以外でも、以下のように日常生活に少しだけ工夫を加えれば「温腸活」の効果を得ることができます。

 

▼入浴お風呂で体を温めると寝付きが良くなり、質のよい睡眠が得られる効果があります。質の良い睡眠は腸の状態を良くすることにもつながるので、バスタイムを有効利用することも「温腸活」となります。

バスタイム中はお腹を膨らませたり凹ませたりしながら深呼吸を繰り返す、お腹を時計周りにマッサージするなどすると、より腸の動きが活発になるでしょう。また、温熱&発汗作用のある入浴剤(ソルト系、エプソムソルト等)を入れるのもオススメです。

▼太ももにカイロを貼る太ももは筋肉量が多く、また、ポンプの役目を果たしている箇所なので、太ももの血流がアップすると腸が温まり、働きが良くなることにつながります。

貼る箇所は、太ももの付け根部分の左右両側。デスクワーク中などは洋服の上から、また、外出中はストッキングやタイツの上から貼るのが良いでしょう。ただし、低温やけど等にご注意ください。

以上のような方法で「温腸活」をすることで、腸の環境が良くなり太りにくい体質になり、肌質も改善、さらに、健康面でのメリットも得られるでしょう