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体が休まることをする
ストレスが溜まってくると、あきらかに「疲れ」を感じるようになります。
体が重く感じたり、肩がこったり、日中眠たくなったりなどの兆候を感じることも多いです。
多忙な生活を続けていると、少し落ち着いた頃に思った以上に疲れが溜まっていたことに気づき、初めてストレスを認識する、という場合もあるでしょう。
忙しさが続くのはそれだけでも心身に負荷がかかった状態。
つまりストレスが持続している状態なので、疲れにつながるのも無理はありません。
「疲れ」といってもいくつか種類がある
すると、疲れを取るために「マッサージに行こう!」と考える人は多いのではないでしょうか?
ただ、一言で「疲れ」といってもいくつか種類があり、それを正しく判断できないと、マッサージの効果も得られないことがあります。
例えば、絶対集中しないといけない会議や、進級に関わる大切なテストのことなどを思い浮かべてみてください。
どちらも別に体をたくさん動かしたわけではないのに終わった後はクタクタになりませんか?
このクタクタ感も疲労には違いありませんが、いわゆる体を酷使したときに生じる肉体的疲労とは違います。
マッサージではあまり効果が出ないケースも
不安や緊張、プレッシャーなどがかかった後に感じる疲れは精神的疲労であり、肉体的疲労とは性質が異なるので、解消法も変わるのです。
肉体的疲労は、文字どおり筋肉や関節などの肉体に関する疲労なので、運動した後や体を酷使した後に出現しますが、精神的疲労は脳を酷使したり、睡眠不足になったりした場合に出現するものです。
そのため、疲労回復のためにマッサージに行っても、精神的疲労が原因の場合は、あまり効果が出ないケースもあります。
もちろん、ストレスで血流が滞ったり、肩や首がこったりすることはあるので、マッサージでそれを和らげられることもあります。
ただ精神的疲労を軽減する目的であれば期待するほど疲れが取れず、疲労が残った状態でまた次の週を迎える、ということになりかねないので注意をしましょう。
体が喜びそうなことをしてみる
精神的疲労の場合は一時的に脳が興奮状態になっていたり、自律神経が乱れていたりすることが多いため、マッサージよりも生活習慣を整えることや瞑想などを行うほうが疲労軽減に役立ちます。
一方の肉体的疲労の場合は、筋肉や関節などに疲労が蓄積しているため、それらの修復には一定の時間がかかります。
解消したいときは、タンパク質を多めに摂取する、痛めた部分は冷やす、凝り固まっている部分は温めるなどすると、修復の時間を短縮できるでしょう。
ただ、どちらの疲労が原因になっているかをはっきり区別することは難しいもの。
どちらも影響していることも多いので、疲労を感じたときには体が喜びそうなことをしてみるのが良いでしょう。
基本的なことですが、栄養のある食事、質の高い睡眠、ストレスのかからない気晴らしなどが、疲労軽減には最適です。
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