食事の回数が多いほど疲れはたまりにくい

食べすぎると太る。そう考えていませんか? しかし、AGE牧田クリニック院長・糖尿病専門医の牧田善二先生は、「タンパク質を含んだ肉や魚はどんどん食べてもOKですよ」「カロリー制限をする必要はありません」「空腹はがまんしないで、どんどん間食してください」と話します。では、牧田先生が推奨する「牧田メソッド」はどのような食事法なのでしょうか。詳しく伺いました。

『まんが 疲れの原因は糖が9割 健康診断ではみつからない不調の正体』より© ESSE-online

【漫画】『まんが 疲れの原因は糖が9割 健康診断ではみつからない不調の正体』

タンパク質を含んだ肉や魚はどんどん食べてもOK

ご飯やパン、麺類などの炭水化物は、糖質と食物繊維からできています。炭水化物をとると血糖値が上がるのは、この「糖」が原因なのです。では、肉や魚、豆腐などのタンパク質は血糖値を上げないのでしょうか?

答えは「イエス」です。タンパク質は、食べても血糖値が上がりません。なぜなら糖質がほとんど含まれていないからです。

たとえば、白いご飯は、茶碗で軽く1杯(100g)に糖質が37.1g含まれます。一方ステーキ100gの糖質は、たったの0.3g。つまりご飯はステーキの123倍もの糖質を含むのです。

とにかく血糖値を上げるのは糖質だけ。お肉や魚、豆腐、野菜などは、どんどん食べてください。

カロリーが低い「ざるそば」より、高い「天ざる」が正解

時間がないランチタイムでは、「とりあえず、ざるそばでも」という方も多いのではないでしょうか。じつは、そばはうどんよりも糖質が高く、糖質のかたまりのようなものです。

ざるそばはブドウ糖オンリーなので、小腸からすいすい吸収されて、血糖値が急上昇します。昼食後に眠くなるのは、それが原因だったのです。

では、そばの正しい食べ方はなんでしょうか。それは、脂質やタンパク質と一緒にとること。どちらも消化・分解・吸収に時間がかかるため、血糖値は急上昇せずゆるやかに上がります。

試しに、月見そば、天ざるを食べた日と、ざるそばだけの日を比べてみてください。恐らく前者のほうが、疲労感や眠気が起こりづらいことに気づくはずです。

また、パンを食べるときも同様。血糖値の上昇をグラフで比較すると、パンをそのまま食べたときよりも、オリーブオイルをたっぷりつけてパンを食べたときのほうが血糖の上昇はゆるやかです。

血糖値が上がらないということは、使いきれずに余ったブドウ糖を中性脂肪として蓄えなくてすむということ。つまり、太らないということ! 天ざる、オリーブオイルにつけて食べるパンはカロリーが高いにもかかわらず、太らないのです。

食事回数が多いほど疲れがたまりにくい

なぜなら食事回数が多いほど、血糖値が安定しやすくなるので、間食は大丈夫。血糖値が安定すれば疲れがたまりにくく、健康にもよいのです。

1食抜くと、「昼を抜いたから総カロリー数も減っているはず」と思うかもしれませんが、空腹からドカ食いすると、血糖値スパイクが起こり、疲労感、眠気から集中力がきれてしまうことに。そうすると、気合を入れるために栄養ドリンクやジュースなどを飲み、血糖値スパイクが起こって疲労感…という悪循環に陥ります。

しかし、間食はなにを食べてもいいわけではありません。メロンパンなどの菓子パンは血糖値を爆上げしますからNGです。