「甘いものが欲しい=体がSOSを出しているサイン」かも!?
「無性に甘いものが食べたくなる…」そんなとき、体からのSOSサインかもしれません。実は、甘いものを欲する背景には、体内のバランスが崩れている可能性があります。
胃腸の働きが低下している
胃腸の消化・吸収機能が落ちると、食べたものからエネルギーをしっかり吸収できなくなります。すると体が「すぐにエネルギーになるものを!」と指令を出し、甘いものを欲するようになります。
血糖値が乱れている
砂糖を多く含む甘いものを食べると、血糖値が急上昇します。その後、インスリンの働きで血糖値が急降下すると、「また甘いものを!」と体が反応してしまいます。
ストレスや疲れがたまっている
ストレスや疲れを感じると、脳が「快感ホルモン」であるドーパミンを出そうとします。甘いものはドーパミンを一時的に増やしてくれるため、体が甘いものを求めやすくなります。
そのほか生理前や更年期など、ホルモンバランスが乱れることでも、甘いものへの欲求が高まることがあります。
甘いものへの強い欲求を満たしてくれる〝甘み野菜〟3選
甘いものを完全に我慢しようとすると、かえってストレスになることも。そんな時におすすめなのが、自然な甘みを持つ〝甘み野菜〟。砂糖よりも栄養価が高く、血糖値の急上昇を防いでくれます。ここでおすすめしたいのが、サツマイモ、カボチャ、ビーツです。
サツマイモ
甘くてホクホクしたさつまいもは、糖質だけでなく、腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれています。私のお気に入りは、焼き芋や干し芋。焼き芋を一口大にカットして冷凍しておけば、食べたいときにすぐに楽しめます。ただし、焼き芋は血糖値の上昇速度を表すGI値が約100と高め。ふかし芋ならGI値は50程度なので、血糖値が気になる方はふかし芋を選ぶのがおすすめです。干し芋はふかし芋で作られることが多く、よく噛んで食べるため満腹感が得られやすいのもメリット。間食にぴったりの自然な甘みです。
カボチャ
サツマイモより、カロリーと糖質量が低く、食物繊維が多く含まれているのがカボチャです。私は生理前になると、一口大に切ったかぼちゃを冷凍ストックしています。クリームチーズやナッツと合わせてサラダにすると、スイーツ感覚で楽しめます。異なる食感や風味で満足感も得られやすいです。
ビーツ
ビーツはあまりなじみのない野菜かもしれませんが、市販の水煮ビーツを使えば調理も手軽。ゆでたものを一口大にカットして冷凍しておけば、サラダやスープにサッと使えてとても便利です。サラダに加えれば、彩りが良く、やさしい甘さにほっと癒されます。しかも栄養価も優秀。ビーツの赤色はポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。また、エネルギー代謝に欠かせないビタミンB群も豊富。さらに、血流を促進する働きもあるため、冷えが気になる人にもおすすめです。
このように「白砂糖の栄養は糖質のみ」なのに対し、〝甘み野菜〟にはビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も含まれています。糖質は完全に避けるのではなく、吸収を緩やかにする食物繊維やタンパク質と一緒に摂るのがポイントです。
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